かつて幕府への献上物として江戸時代に人気を博した高砂染。
高砂市から発信する懐かしいけどあたらしい、現代の高砂染めの日々を綴ります。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- - -
新高砂染めの出来上がり
高砂染めの歴史を勉強し、現代版の高砂染めをつくろうという試みが、
あいの会や参加くださった皆様のおかげで何とかカタチになりました。

当初の予定とは少し変わってしまいましたが、数枚の手ぬぐいサイズのものが
出来上がりました。

出来上がりは5/16〜5/27の期間、高砂市役所のギャラリーあいぽっとで
展示されました。

オリジナルの柄。高砂らしい柄ですね。
二版刷りで濃紺、紺、白と綺麗に三色を表現できています。


大胆な柄と細かな柄の組み合わせです。
見えにくいですが帆船の柄の下の方は波を表現した小さな点々で模様をつけています。


これは実際の型に高砂という文字を重ねました。
細かな松を表現した型も丁寧に時間をかけて彫りました。


そしてこれが今回の染めで使われた型紙。


こちらは姫路商工会議所青年部主催「姫路藩 幻の染め 復活展」で
つくられた浴衣をご提供いただきました。


最後に参加してくださった皆様。


最後に、高砂染めをはじめようということで高砂染の歴史を講義をしてくださった山本先生はじめ、
行程など全ての作業にご協力いただいたあいの会。また、高砂で何かをしたいと考えて参加してくださった皆様。
そして、快く場所を提供くださった田尻様、ありがとうございました。

今回の事業で、広く高砂染めのことを知る事ができ、また染めを身近に感じることができました。
変わっていく歴史の中で、高砂染めへの意識も変わっていったと思いますが、
確かにこの地に高砂染という染めの文化があり、それは高砂の誇りだったということは変わらないでしょう。

この活動を見守ってくださった方たちの新たな高砂染の関わり方のきっかけになればと思います。
高砂染め会議 comments(0) trackbacks(0)
染め
本日は2版目の染めです。
前回置いた2回目の糊が乾いていることを確認し、まずは水につけます。
糊が取れないようにゆっくりしっかりと。(染まりやすくなるとのこと)
そのまま藍の液へ。
さっと入れないと染まり方にムラが出るのですばやくやさしくしっかりです。
あいの会のメンバーががっつりサポートしてくださいます。
「はい、つけてー!」「はい、あげてー!」「そっちもってー!」ロスがないです。
ここまで画像がないのは、カメラを忘れたからです。
ここからは、参加者より画像を提供いただきました。


その後、発色液に浸けます。

藍があたらしいのと濃色という種類なだけあって、濃紺に染めあがりました。

そして糊をきれいに落とします。


するとどうでしょう。


すみません。みえにくいですね。
なんだかんだでたくさん染めました。

濃紺と淡い紺と白とで3色に見えます。
実物は今後予定中の展示会でごらんください。

思った以上にいい出来上がりです。
まだある柄や今後の展開もご期待ください。
高砂染め会議 comments(0) trackbacks(0)
糊置き2
さて前回置いた糊のあと、染めをしたようです。
残念ながら私はいけなかったのですが、参加者の方がブログに掲載してくれていますので

http://ameblo.jp/sunnydays-home/entry-10793285114.html

↑こちらをどうぞ。
そして、高砂染は2版刷りということで、一回染めたものを充分乾かしてからの糊置きです。
一回目の糊を落とさないように染めと洗いをし、乾かしたものですので要注意なのです。
一回目の糊が落ちてしまうと模様が重なって染まってしまいます。
本来のやり方とは違うようですが、今回は今ある環境でがんばってみましたよ。


↑彫る難しさから、急遽、反転させて型を彫ったものです。べっとり糊が盛られています。


↑こちらも重なってはいませんが、2版です。
熊手と箒の部分のみに糊を置いて染め、その後松の枝の部分に糊をおきました。
果たして2版の効果はあるのでしょうか。


↑これはとても見えにくいですが丸帆の上につぶつぶの版の糊がついています。


それに使った枠や版は何度でも使うので丁寧にきれいに洗います。

さて次は最後の染作業です。
うまくいけば1版目に糊をおいた模様は濃淡がはっきりします。(2回染めることになるため)
そして2版目は境目がぼやっとしています。

乞うご期待です。



高砂染め会議 comments(0) trackbacks(0)
糊置き
本日の高砂染は会議ではなく、みなさんが、彫りだした型紙に糊を置くという作業です。
あいの会のメンバーの田尻邸で行われました。


向かいは田尻さん所有の『松宗蔵』です。いつみても素敵です。


糊をほどよい硬さに調節しながら練っています。


板の上に生地を置きます。


生地の上に型紙、その上に紗張りの木枠を置いて、くりぬいたところに糊をおきます。
糊の厚さによって染まり方も変わります。
厚めに塗ればくっきりと白が出て、薄めに塗ると境目が少しにじんだ感じで出るようです。
しかし、ここは手染めの味が出ればということで、個人の判断で置いてみました。

型紙と木枠を取った状態です。きれい。
糊を置いた部分は生地を染めても染まらないのです。


こんな感じでいくつも糊をおきました。




ひとまずドライヤーで乾かしてから、さらに乾かします。




次回も糊置きの続きです。
どんな風に染め上がるのか素人には検討つきませんが、ようやく作業に入ったことで
みなさん楽しそうでした。

最後はお茶とお菓子を出していただき、美味しくいただきました。
今回不参加の濱田君がはま茶オリジナルのプリンを差し入れてくださいました。

あいの会のみなさま、ありがとうございました。
高砂染め会議 comments(0) trackbacks(0)
新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
昨年同様、高砂染をはじめよう!は続いてまいります。
なかなか更新できませんが、確かな跡を残したいと思っておりますので
よろしくお願い申し上げます。

さて、年内最後の高砂染会議は会議というより作業でした。
まず、版ができているものを洋型紙に印刷し彫っていきます。







みなさん、あいの会の凄腕に教えていただきながら真剣です。無口です。
次回の会議に向けて版を完成させていくのみです。

この作業がおわれば、糊置きです。
糊置きは、型を切り抜いた部分に糊を置く作業で、この部分は液に浸けても染まりません。
そう、どなた色にも染まりません。

このように、染めは多くの工程を必要とし、どの作業も欠かせません。
また、コストや時間、場所など多くの問題があります。

しかし、今後多くの方に知っていただけるよう努めてまいりますので、今後の動向を楽しみにしてください。

高砂染会議に参加してくださっているみなさまよろしくお願いします。

参考までにあいの会の染め体験
http://chichiri.jugem.jp/?eid=42
高砂染め会議 comments(0) trackbacks(0)
高砂染めの近況
5月に第1回めの高砂染め会議が行われ、今日で7回目の会議でした。
現在はミスターハマの濱田くんも参加し、あーでもないこーでもないといろいろな意見が出る中、個々の意見も尊重しつつ『はじめよう!』という気持ちを大切に高砂染めに触れているという感じがします。

方向性を少しご紹介。

今回、技術を重きに置いて2版(2つの型)で染める手拭を作成します。かつて高砂染めは江戸や上方の庶民の間では、浴衣や風呂敷として愛用されたものを染めて広まっていたようです。
風呂敷よりは手拭の方が染めやすいようですしね。小さいし。

模様については、それぞれみんなの思いが詰まったものを数点考えています。
2版で染めるということを踏まえての模様となりますので、少しづつ追求しながら方向転換もしつつ、どういうものなら持ちたいか?などを考えながら会議は進められています。

これは、本来あった高砂染めの柄ではなく、新しい組み合わせなのです。
高砂染めに触れる第一歩という感じです。
今後、染めや版を彫るといったワークショップなどを考えたときにいろいろな案を体験者が考え、気軽に高砂染めに触れたいと感じてもらえるような仕掛けとでもいいましょうか。
染めの工法さえ踏まえていれば、それはまさに高砂染めなのです。

それと並行して作成予定なのが、高砂染めの本来の柄のペーパーアイテムです。
これは比較的安価で手に取っていただけますしペーパーだけに使い方はいろいろ。
これはできるだけ見本帳などを参考に忠実に柄を再現したいと思います。
柄に重きを置いた制作です。
よく出回っている松葉などの柄だけでなく、「これも高砂染めの柄なん?」と思うような柄もあります。
私はじつはこちらの方が興味があったりします。

とまぁ、紆余曲折しながらも高砂染め事業は進行中です。
この事業は、今回だけで終わりではなく、ずーーーーーーっと続いていけばいいなと思います。


さー私は版のデータづくりです。
まずは1版ごとのデータを作成し、型紙(今回は洋型紙)にプリントし、あとは線に合わせて切り抜いていく作業です。はっきり言って、白目向きそうな作業です。

今後の予定は、未定ですが目標は高砂染め展です。
つくったものを展示するだけでなく、見応えのある展示を考えています。
そのためにいろいろな方のご協力を賜ることと思います。
これは、高砂染めという歴史をゆがめないためにも、認識の違いが生まれないためにも、慎重に行いたいと思います。

ではでは、乞うご期待。
次回は写真など掲載してみようと思います。
(ただの撮り忘れなんですがね。)

↓こんなのありました。


高砂染め会議 comments(0) trackbacks(0)
はじめに
*高砂ブランド協会の概要
http://www.takasago-brand.com/

高砂ブランド協会として事業を行うにあたって、高砂染めというのは避けては通れない道なのです。これをビジネスにするとか歴史を掘りおこすわけではない。
ただ、もっともっと地元のみなさま、さらに県外の方に高砂といえば高砂染めがあるよね。
といわれるような商品をつくっていきたいのです。
それがブランド協会の仕事であり、町おこしになっていくのではないかと考えています。

そして、今年の事業の一つとして『新高砂染めをはじめよう』がはじまったのです。
ただ、高砂染めの歴史を深く知らないまま始めてはいけないということで、柿木会長が持っていた本の著者の山本和人工芸員にお越しいただくことになりました。

姫路の書写の里 美術工芸館の山本和人先生は、これまでの高砂染めの復元活動なども含め、高砂染めに関する資料や知識があり、今回の事業にご協力いただけるとのことで、事前に柿木会長と林、藤原で打ち合わせに行かせていただきました。

そこでは、以前に高砂染めの復元した際の写真や昔の資料などを見せていただき、山本先生が知る高砂染めの歴史を聞かせていただきました。
変な書き方ですが、高砂には昔から高砂染めの歴史に深く関わった方がたくさんおられます。それぞれの意見や思いがあり、この話の方が信憑性があるなどとというのは難しいことですし、私たちの目的は歴史を掘り起こすことでもありませんので、今回は、たくさんの資料や版、布生地を収集されています山本先生に、高砂染めの歴史の講義を依頼したのです。

↓第1回 高砂染めをはじめように向けての打ち合わせ




諸説があるのは当然!でもそれこそが歴史だと考えています。
元々の高砂染めも文化や流行などで時代とともに変わっていったものもあるでしょう。
だからこそ、今の時代に高砂染めをつくるなら?今の人にも関心を持ってもらえるような高砂染めとは?そういうことを考えていきたいと思っています。
少々、堅苦しいですが、高砂染めを昔から知っておられる方はここが大切なのです。

藤原の個人的な意見ですが、少しでも高砂染めがみなさんに近づくことができたらという感覚です。楽しそうやなーとかやってみたいなーとか、とにかく関心を持っていただくとこが、この事業の第一歩なのだと考えます。


書写の里…ほんとに雰囲気のあるきれいなところでした。
心新たになる不思議な場所で、何もわからないなりにも、さーやるぞという気持ちになりました。


さーやるぞー!!

↓ご協力いただいた姫路美術工芸館 書写の里。ほんとにきれいです。

その他 comments(0) trackbacks(0)
| 1/1 |